オンラインカウンセリングとは|初回の流れ・話すこと・選び方

オンラインカウンセリングとは|対面との違い・準備・安全に利用するポイント

オンラインカウンセリングは、画面越しや音声、文章で心理職と話す方法です。話す内容が決まっていなくても、気になるところから始められます。

初回は何を話せばよいか

相談というと、出来事を順番に話し、最後に質問をする場面を思い浮かべるかもしれません。でも、つらいときには自分でも何に困っているのか分からなくなります。「仕事のことだと思うけれど、家でも落ち着かない」「涙が出そうで、声にできるか心配です」。そうした言葉から、担当者が質問しながら一緒に考えていきます。

説明のために、日曜の夕方になると翌日の仕事が気になり、家族にも理由を話せずにいる場面を考えます。この場合、職場で起きたことを最初から全部話さなくても、「日曜の夜を少し楽に過ごせるようにしたい」と言ってみることができます。話しているうちに、仕事量より上司への返事が怖いことに気づくかもしれません。最初に決めた話題から変わっても、失敗ではありません。

この時間を、何に使いたいかも確かめる

初回には、何を話すかとともに、「何のために、この時間を使うか」を少しずつ合わせます。気持ちを受け止めてもらうこと、困る場面を理解すること、生活で試す方法を考えることは、同じではありません。目的が違うまま助言だけが増えると、内容が正しくても話を聴いてもらえない感じが残る場合があります。希望を伝えると、担当者と一緒に取り組むことを決めやすくなります。

話しやすさには、相手の温かさだけでなく、分からないことを聞けるか、違うと感じたときに言い直せるかも関わります。最初から信頼しきる必要はありません。短いやり取りを通して、その人と考えられそうかを確かめていきます。

話せる場所と方法を選ぶ

ビデオでは相手の表情を見ながら話せます。カメラが気になって言葉が出にくいなら、音声を選べる相談先もあります。文章のほうが自分のペースで伝えやすいなら、メール相談という方法もあります。ただしメールは、返信を待つ時間があるため、その場で何往復も話す相談とは違います。

自宅で受けるときは、家族に聞かれる心配がないかを先に考えてみてください。イヤホンを使っても、自分の声は周囲に聞こえます。「家族のことを話すために、家族に聞かれない場所が必要」ということもあります。安心して声を出せる場所が用意しにくければ、文章や対面を探すほうが話しやすい場合があります。

予約後は、入室の方法と、通信が切れたときの連絡方法を確認しておけば十分です。部屋をきれいに見せることや、悩みを長い文章にまとめることは、相談のための必須の準備ではありません。

ビデオで行う心理療法の12研究をまとめた2018年の報告では、症状の変化は対面に大きく劣らないとする結果でしたが、相談者と担当者の協力関係まで同じ程度に作れるかは、十分に確かめられませんでした[1]。これは対面とビデオの比較であり、音声やメールすべての有効性を示す研究ではありません。通信の方法と、実際に何を行う相談かを分け、自分の目的や話す環境から選ぶことが大切です。

途中で頼めること

質問にすぐ答えられないときは、「少し考える時間がほしいです」と伝えられます。詳しく話すのが難しい内容は、「その話は今日は置いておきたいです」でもかまいません。担当者の受け取り方が自分の感覚と違ったら、「そこは少し違います」と言えることも、話しやすさにつながります。

何か一つ準備したい人は、「今日、少し話せたらいいこと」を一行だけ書いておくと、話題を見失ったときに戻れます。メモを相手に見せる必要はありません。終わりが近づいたら「今日の話から、次に考えられることを一つ確認したい」と頼むこともできます。

初回のあと、続けるかを考える

初回だけで悩みが解決するとは限りません。話した直後は疲れることもあるので、すぐに「続けるべき」と結論を出さず、少し時間を置いて考えられます。画面だと疲れたのか、話す速さが合わなかったのか、費用の負担が大きいのかによって、方法を変える、担当者を変える、いったん休むなどの選び方があります。

ALVARAで顔出しなし・文章の相談を選ぶには

ALVARAは18歳以上が対象で、公認心理師・臨床心理士の齋藤 光が担当します。現在は1名体制で、別の心理師への変更・指名はできません。新規はカード登録で月1回プランを開始し、登録月末まで無料です。初回相談は次のいずれかを選び、相談を受ける月の1回分として利用します。

方法 初回に選べる範囲と利用条件
ビデオ・音声 オンラインで1回50分。カメラなしの音声のみも選べます。電話回線を使う電話相談ではありません。
メール 3,000字以内・一往復。メールも日時の予約が必要で、リアルタイムのチャットではありません。

毎月1日(日本時間)に自動更新します。2026年12月分まで月額0円、2027年1〜6月分は8,400円、2027年7月分以降は16,800円(税込)です。無料期間は登録月の末日までです。初回相談が翌月以降の場合は、その相談月に適用される月額料金がかかります。終了を希望する月の末日までに、マイページ「請求・契約」の「プラン解約のお手続き」を開き、「今月末で解約する」から手続きすると翌月分は発生しません。予約のキャンセルだけでは自動更新は止まりません。カード登録・月額プラン加入が不要な変更前の条件で初回予約が確定した方に限り、その予約時の条件を適用します。新規の個人利用は初回からカード登録と月額プランへの加入が必要です。初回相談を完了し、有効な月額プランがない登録利用者向けの単発オンライン50分は15,800円(税込)です。月額プラン等の料金・適用期間は料金ページを、予約・メール送信の手順はご利用方法を確認できます。

なお、診断や薬の処方、今すぐの危険に対応する救急医療は行っていません。体調の悪化や安全の心配があるときは、通常の予約を待たず医療や緊急の支援を利用してください。

参考資料・引用文献:厚生労働省「カウンセリングについて」 / [1] Norwood C, Moghaddam NG, Malins S, Sabin-Farrell R. (2018). Working alliance and outcome effectiveness in videoconferencing psychotherapy: A systematic review and noninferiority meta-analysis. Clinical Psychology & Psychotherapy, 25(6), 797–808. DOI:10.1002/cpp.2315.

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このコラムを書いた人

齋藤 光公認心理師・臨床心理士

ALVARA Counseling Services代表。公認心理師・臨床心理士として相談に携わり、日々の暮らしや人との関わりを考えるための情報を執筆しています。

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このコラムについて

本記事は一般的な心理情報の提供を目的とし、判断・支援の代替ではありません。記事で紹介する心理療法・支援法のすべてを当サービスが提供していることを示すものではありません。体調や安全に不安がある場合は、医療の窓口または地域の相談窓口をご利用ください。